"孤高のリズム隊"日記

「Mr.チョッパー」yama-chan(大阪在住) 「粗野なドラマー」"SuperStroke"TAM(亀岡在住) "孤高のリズム隊"二人が織り成す、ちょっとマニアで自己中心的な音楽日記。

3回目はTHE MODSのPart1です。

表題の3組のうち唯一現役で活動中のバンドなんですが、それでも昨年、ドラマーの梶浦雅裕が脱退してしまいました。結成以来ずっとオリジナルメンバーでやっていたので残念です。

梶浦氏のドラムは「オーソドックス」なので、初めてバンドを組んだって人にはとっつきやすいんですが、その分かなり体力が必要です。フィルや基本フレーズでは小細工はあまりしない代わりに、ロールがものすごく早かったりするので、疲れます(笑)。

THE MODS自体が「生粋のライブ・バンド」なので、ドラムのアレンジにもその雰囲気がよく表れています。わかりやすい所では、

☆ハイハットとライドシンバルを頻繁に使い分ける
☆ブレイクを多用する

でしょうか。

ライドシンバルはハイハットと比べてどうしても音量が小さくなる反面、ライブなどでの「見た目」は映えます。ライドシンバルを刻みながらハイハットをパカパカさせて叩いてる姿は皆さんもすぐにイメージ出来ると思います。

ブレイクを多用するってのも、ライブでは盛り上がります。
『だだだだだだだだだっ、、、、、バーン!!』
はい。もうこれは間違いないですね(笑)。

「ライブ用」と「レコーディング用」でアレンジを変えるんじゃなくって、最初から「ライブ」をイメージしてアレンジしてるんですね。

今回もリズム隊として興味深い曲を解説します。

★崩れ落ちる前に(1stシングル)
ドラマーにとっては「トラップだらけ」の曲です(笑)。
特に「Bメロ〜サビ」「1番サビ〜2番」のフィル。
手数が多いのに惑わされてしまうと、100%走ってしまいます。こういう箇所では逆に『落ち着いて一打一打を丁寧に打つ」ように心がけましょう。これほんと。

★ゴキゲンRADIO(2ndシングル)
もうね、もし僕がライブでこの曲をやるなら「1曲目」でしか無理です(笑)。それぐらいしんどいですね。
それでも『救い』はあります。
Bメロではクラッシュシンバルの数が倍に増えてるので、ここでしっかり「右手の体力」を温存しましょう。

激しい雨が(4thシングル)
やっと出ました。僕が中二の時の文化祭でドラムを叩いた曲です(笑)。表題の3組の中でも最大のヒット曲なので、知ってる人も多いんじゃないかしら。
中学生でも叩けたぐらいなので、フレーズ的には難しい箇所はほとんどありません。いかにノリノリで盛り上がって叩けるか、に集中しましょう。
余裕があれば「♪激しい雨が、俺を洗う」とバックコーラスもしてみましょう。


例によって(笑)、次回へ続きます。






2回目はThe Street SlidersのPart1です。

スライダーズは結成から解散まで一度もメンバーチェンジを行ってないんですが、バンドサウンドは徐々に変化しています。個人的な考えですが、アルバムの発表順で言うと、

☆第一期・Slider Joint〜がんじがらめ〜JAG OUT
☆第二期・夢遊病〜天使たち〜BAD INFLUENCE〜SCREW DRIVER
☆第三期・NASTY CHILDREN〜WRECKAGE〜NO BIG DEAL

てな感じでしょうか。異論もあるやも知れませんが、あくまでも「リズム隊からの目」としての見解なので、そこんとこはよろしく。

スライダーズはHARRYと蘭丸の強烈な個性が売りなのであまり目(耳)はいきにくいんですが、僕はスライダーズの「リズム隊(JAMES・ZUZU)」から学んだことがあります。それは、

『押す・引く』

です。

HARRYと蘭丸が弾く2本のギターがメインコンセプトになってる楽曲では決して出しゃばらず、基本に忠実にリズムを作る。
トータルとして「バンドサウンド」がメインの場合は大いに個性を発揮して、そのテクニックの高さを見せつける。
この「押す・引く」の感覚が絶妙なんですね。なので、スライダーズの曲に合わせて練習する場合は、その『力の入れ加減』が楽しいんですね。なんでもかんでも120%のパワーと気力でやるのが正解なわけでは無いんです。人生と一緒ですね(笑)。

今回もリズム隊として興味深い曲を解説します。

★Downtown Sally「Slider Joint」収録
ノリノリです。ギター2本とべースとドラムだけでこれだけ乗れる曲って無いんじゃないかしら。バンドをやってる若い人に是非ともコピーしてもらいたいですね。ドラムとしての難易度は高めですが、ブレイクの時のソロをバシッと決めるとかなり気持ちいいです。
コツとしては、曲中、バスドラ・ハイハット・スネアの「どれか必ず一つ」をハネさせるとノリが近くなります。

★Jumpin' Shoes「Slider Joint」収録
これはもう、イントロからして『リズム隊メイン』の曲です。ベースとドラムがハジけてる隙間を縫うようにして2本のギターが絡み付いてる感じですね。
イントロやAメロではハイハットは刻んでいません。スネアをフラムで叩いてください。

★すれちがい「Slider Joint」収録
一転してかなりズッシリと重めの曲ですが、この曲のドラムで着目すべきは『ハイハット・オープン』を効果的に使うところです。バラードやブルースの場合、「裏」のアクセントではクラッシュよりもハイハット・オープンを使う方がグッと来ます。使いどころのポイントを探ってみてください。


例によって(笑)、次回へ続きます。




最愛の相方yama-chanが多忙なので、その間は僕がガシガシ更新していきます(笑)。

いよいよこのブログもマニアックな方向へ徐々にシフトしていきます。わからん人は放っていきますからね。義務教育やないんやから。放っていきます(←@テント)。

さて、タイトルの三組は僕が中学の文化祭で初めてコピーバンドとしてドラムを叩いた時のアーティストです。僕のドラムスタイルの根本はここにあると言っていいでしょう。
楽曲はもちろん、ヴォーカルや他の楽器も当然素晴らしいんですが、ここではリズム隊、特にドラムに関して順を追って考察してみます。

初回はARBのPart1です。

メンバーチェンジや脱退を繰り返したARBは大きく「4期」に分かれ、ファンの好みもそれぞれなんですが、面白いのはベーシストが毎回入れ替わってるのにドラマー(キース)は不動なんです。
当然、ベーシストが入れ替わるということはバンドサウンドも変化しています。今回は「第一期」の曲の中から、特にリズム隊として興味深い曲を解説します。

★悲歌(エレジー)「ALEXANDER'S RAGTIME BAND」収録
ブルースです。手数が少なくて、しかもカッコよく聞こえるドラムですね。「16ノリ」をバスドラムで表現する基本パターンです。
イントロの『ド・タ・ツドツドツドツド・タ』
Aメロの『ド・タ・ドドッド・タ』
ベースときっちりシンクロさせるのがポイントですね。決して走ってはいけません。

★喝!「ALEXANDER'S RAGTIME BAND」収録
右足がしんどいです。
『ドッドタ・ドッドタ・ドッドタ・ドッドタ』とバスドラムを曲中ずっとハネさせてください。テンポも早いので、途中疲れてモタることのないように。

★乾いた花「BAD NEWS」収録
キースのドラムはいろいろ賞賛される箇所があるんですが、僕は「バスドラムワーク」だと思っています。そういった意味ではこの曲は「最初の関門」でしょうか。
『ドタ・ドドタ・ドタ・ドドタ』をものすごい早いテンポで走り抜けるこの曲。決してツーバスなんかじゃありませんよ。コツとしては、キックペダルを踏む時に前へすべらせながらダブルで踏むことです。理屈がわかると余計な力が入ることなく踏めるようになります。これはもう練習あるのみ、ですね。
サビでもキックはダブルで入ってるのを聞き落とさないように。


あまり長くなるのもどうかと思うので(笑)、次回へ続きます。
僕の場合、ずっとドラムだけをやってきたわけではなくって、一応エレクトーンもクラシックギターも習ってたんですが。

子供の頃から音楽は好きで、なのにどっちも身に付かなくって。そんな時、特にどうしても習いたいなんて思ってなかったドラムをたまたま演奏する機会があって、それ以来ずっとドラム一本です。本当はベースも弾きたいし、なんなら作詞や作曲もやってはみたいんですが、たぶんこれは才能無いと思います(笑)。

で、なんで他の楽器じゃなくドラムにのめり込んだのかを考察してみると、答えはタイトルにあります。

ドラムは、一見すると粗野で野卑で力任せに汗だくで叩くもの。なんやったら『体力>知力』な楽器だと思われてるんじゃないかしら。実際僕も始めてしばらくはそう思ってましたし。

ところが、練習を重ねてみると実はとっても頭を使う「理屈の楽器」だってのがわかったんです。
あ、誤解のないように言うておきますが、ギターやピアノ、箏や三味線などのメロディ楽器も当然とても繊細な「理屈の楽器」ですよ。念のため。

この、未経験者に『体力第一の楽器』と見せかけておいて、実は『知力と理屈が必要不可欠な楽器』だというドンデン返しが僕の琴線をこちょこちょした訳ですね。


他の楽器の事はあまり知識が無いので置いとくとして、僕が考えるドラムという楽器は、ただ闇雲に惰性で練習をしてもあまり意味がなくって、実は、

『叩きたい曲を繰り返し何度も聴いて、頭でイメージする』

ことの方が上達のスピードは上がると思います(←もちろんこれはある程度の技量が身に付いた後の話ですが)。


周囲から「ひねくれてる」と言われてて、「体を動かすよりは頭脳労働の方が好き」なあなた。

そんなあなたには実は『ドラム』が向いているのかも知れませんよ。


他の楽器と同じ様に、ドラムにもちゃんと「楽譜」は存在します。

例えば、好きなバンドの曲をコピーする時に一番手っ取り早いのは、楽譜を入手して、曲に合わせて練習する。これはこれで間違いでは無いんですが、ドラムに限ると「そうとも言えない」と思います。

もっと言えば、基本のリズムさえ外さなければ「何をやっても、間違いではない」んですよ。ここ大事(笑)。

一般的に市販されてる楽譜を例にとると、
・アーティストがCD(音源)を作る。
・すると、そのCD(音源)を基に「楽譜」が販売される

この場合の楽譜が「唯一無二の正解」だと思い込んでしまうと、マスターするまでに遠回りを強いられてしまいます。

ライブでヴォーカリストがCDよりもかなり崩した歌い方をするのと同じ様に、ドラマーもCDとライブでフレーズを変えて叩く、ってのは往々にしてあります。でも、「絶対に押さえておかないといけない個所」だけは外さないんですねえ。これが曲の「ニュアンス」です。

極端に言うと、「手を抜いていい個所」では音源や楽譜にとらわれずにグッと簡単なフレーズに変えてしまってもいいわけです。ハイハットで16を刻むのが苦手なら、8にしちゃっても可。僕はそう考えます。

その代わり、「フィル・イン」や「キメ」の個所、「ベースライン」との息や間などを特に意識して聴き取る。場合によっては書き出す作業をして頭に叩き込むわけです。

一見(←一聴か(笑))して難しそうな曲でも、「絶対に押さえておかないといけない個所」なんてのはせいぜい数個所です。それ以外ではガシガシ楽をしましょう。


一番大事なのは、『音源に忠実に演奏する』ことよりも『まずは曲の最後まで演奏をやりきる』ってことなのです。